この記事では、ストウブ鍋のシーズニング頻度や、失敗しないためのコツについてご紹介します。
ストウブはフランス生まれの鋳物ホーロー鍋で、見た目のかわいさと、料理のおいしさで憧れている方も多いですよね。
しかし、初めて購入しようと思った時には
- ストウブはお手入れが大変なのでは？
- シーズニングって毎回やらなきゃいけないの？
- ズボラな私には無理かも？
そんなお悩みが多いのではないでしょうか？
実は、ストウブのお手入れは“洗った後にちょっとだけ油を塗る”くらいの作業です。
慣れたら数分で終わるため、そこまでハードルも高くありません。
むしろ愛着が湧いてくる作業だと思える日が来るかもしれません。
本文では、シーズニングの頻度やコツ、初心者でも扱いやすいポイントを分かりやすくご紹介しますね。
ストウブのシーズニングとは？
「シーズニング」とは、簡単に言うと 「鍋の表面に油をなじませてコーティングすること」です。
焦げつきやサビを防いで、ストウブを長く快適に使うためのちょっとしたひと手間です。
ストウブの鍋は、ホーロー加工の中でもザラザラとした「黒マットエマイユ」が施されていて、油が鋳鉄になじみやすく、お手入れの簡単さもありますよ。
とはいえ、シーズニングというひと手間をどのくらいの頻度でするのかは気になる所ですね。
次にその頻度についてご紹介します。
ストウブのシーズニング頻度は？
ストウブのシーズニング作業の目安は、
- 毎回やらなくてOK！
- 必要なときだけ、サッとやれば大丈夫。
です。
シーズニングは毎回しなくても大丈夫！
シーズニングは鍋を使用後、毎回必要なわけではありません。
普段のお手入れは、柔らかいスポンジと台所用洗剤で洗い、しっかり乾かしておけばOKです。
毎回の洗浄時に、金たわしなどの目の粗い汚れ落としは禁物なので注意してくださいね！
また、シーズニングは「週に何回」「何か月に一回」などの決まった期間はなく、“なんとなく気になったとき”にやる程度で大丈夫です。
使用頻度や使い方によってもシーズニングの頻度は変わってくるため、「タイミングを見てお手入れをする」ということが長持ちの秘訣です。
シーズニングした方が良いタイミング！
シーズニングをした方が良いタイミングは以下のような時です。
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新品を買って最初に使うとき
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しばらく使っていなかったとき（1ヶ月以上放置など）
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内側が白っぽく乾いてきたとき
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最近、焦げつきやすくなったと感じたとき
新品を買って最初に使う時
ストウブの鍋を新品でお迎えした時は、さびを防止するワックスが塗られています。
新品時のシーズニングでは、このワックスを洗い流し、新たに油ならしをすることで油の膜を張ってあげるのが目的です。
せっかくおいしい料理のためのお鍋なので、ワックスで風味が台無しになるのは嫌ですよね。
しばらく使っていなかったとき
ストウブの鍋をしばらく使っていなかった場合、鍋についている油が酸化している可能性があります。
嫌なニオイやべたつきが発生し、調理の際に付着してしまいます。
この時は、シーズニングで油膜を新しくすることでにおいやべたつきを抑えることができます。
内側が白っぽく乾いてきたとき
ストウブの鍋は、水道水に含まれるミネラル・カルシウムがついたり、調理の際に溶け切らなかった食塩などが沈殿固着することで、内側が白っぽくなることがあります。
また、シーズニング不足によって白くなることもあるため、鍋の内側が白っぽくなった場合はシーズニングのタイミングです。
このように内側が白くなってきた時、食材がくっつくなという感覚もあるはずです。
焦げ付きやすいなと感じた時
ストウブの鍋の焦げ付きの原因は、油馴染みの不足が考えられます。
食材がくっつくな、最近焦げ付くなと感じた時は、シーズニングのタイミングです。
シーズニングしないとどうなる？正直そこまで心配しなくてOK
「じゃあ、うっかりやらなかったらどうなるの？」というと…
多少のデメリットはありますが、すぐにどうこうなるわけじゃありません。
シーズニングを怠ると、以下のようなことが起こるかもしれません。
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表面がカサついて、焦げつきやすくなる
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洗ったあとの乾燥が不十分だとサビやすくなる
-
食材がこびりついて洗うのが大変になる
しかし、これらは後からシーズニングをすれば改善できるものばかりなので、必要以上に神経質になる必要はありません。
シーズニングでよくある失敗＆その対処法
シーズニングでは、
- ベタベタになった
- 煙やにおいが出た
- ムラができる
こんな声があるのも事実です。
ここでは、原因や対処法をご紹介します。
どの失敗も「やり直しがきく」ので、安心してくださいね。
失敗①：ベタベタになった
ストウブの鍋のシーズニングでの失敗1つ目は、ベタベタになることです。
原因は、油を塗りすぎている or 拭き取り不足が考えられます。
サラダ油や米油などのサラッとした植物性油を使うのもポイントです。
対処法▶ キッチンペーパーでしっかり拭いて、軽く空焼きすればOK
失敗②：煙やにおいが出た
ストウブの鍋のシーズニングでの失敗2つ目は、煙やにおいが出ることです。
原因は、火加減が強すぎる or 油が焦げたことが考えられます。
ストウブの鍋は、急加熱はNGです。
対処法▶ 中火以下で、ゆっくり加熱することで解決！換気もしっかり。
失敗③：ムラができる
ストウブの鍋のシーズニングでの失敗3つ目は、ムラができることです。
原因は、油が偏っていた or 鍋に水分が残っていたことが考えられます。
対処法▶ 洗ってしっかり乾かすことがポイント！再チャレンジできます。
毎日のちょっとしたケアが大事！ラクに続く習慣とは？
実は、ストウブを長く使うコツはシーズニングよりも…
✔ 毎回しっかり乾かす
✔ 時々、うすーく油を塗る
✔ できれば直火で空焚きして完全に水気を飛ばす
この3つだけです！
乾燥させるだけなら、使ったあとに火にかけて1〜2分温めるだけで完了します。
慣れれば、料理と同じくらいルーティンになりますよ♪
まとめ：ストウブは“育てる鍋”。お手入れの不安より、使う楽しさが勝ちます
ストウブは、見た目だけでなく、料理の仕上がりや温かさの持続、食卓の雰囲気まで変えてくれる存在。
確かに最初は「手入れが難しそう」と感じるかもしれませんが、
ちょっとしたコツと頻度を知れば、日常的に使いこなすのは決して難しくありません。
むしろ、少しずつツヤが出て「育っていく」感じは、ほかの鍋では味わえない魅力です。
「買ってよかった」
「最初の不安は、使っていくうちにどこかへいった」
そんな声が多いのも納得です。
ぜひ、あなたのキッチンにもストウブのある暮らしを♪
