パナソニックのIH調理器「KZ-PH34」と「KZ-PH33」は、どちらも家庭用の1口IHコンロとして根強い人気を誇るモデルです。
見た目や基本性能は似ていますが、実は細かな部分で異なる点も多く、どちらを選ぶべきか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
この2つのモデルは、ともにパワフルな加熱能力を持ち、調理時間の短縮に役立つうえ、安全性や省スペース性など、忙しい家庭にぴったりの工夫が詰まっています。
KZ-PH34は2021年発売の比較的新しいモデルで、機能性や使いやすさがさらに進化。
一方のKZ-PH33は旧モデルながら、基本性能はしっかりしており、価格が抑えられているのが魅力です。
- KZ-PH34:最新モデルで機能がより充実。多機能で高性能な1台を探している方に◎
- KZ-PH33:必要十分な機能とコスパ重視で選びたい方に人気のモデル
どちらのモデルも、それぞれのライフスタイルに合わせた魅力があります。
ここから詳しく、違いや選び方のポイントを比較していきましょう。
KZ-PH34とKZ-PH33の違いをわかりやすく比較!
「KZ-PH34」と「KZ-PH33」には以下の4つの違いが確認できました。
- 加熱コースの種類・操作性
- 安全機能と安心設計
- 発売時期・価格・在庫
- デザインや本体サイズ・色展開
ひとつずつご紹介します。
加熱コースの種類・操作性
KZ-PH34は、「揚げ物コース」「煮込みコース」「炊飯コース」など、日常的によく使う調理スタイルに対応したコースが充実しているのが特長です。
例えば揚げ物コースでは温度管理が自動で行われ、適温をキープしてくれるので、油の温度が下がりすぎたり上がりすぎたりする心配が少なくなります。
一方、KZ-PH33は基本的な加熱調整がメインで、細かい調理コースは省かれています。
その分、操作がシンプルで使いやすく、特に自炊に慣れている方や自分で火加減をコントロールしたい方には向いています。
操作パネルについては、KZ-PH34がフラットで視認性が高く、ボタンの押し心地やレスポンスも良好。
年齢を問わず、誰にとっても扱いやすいのが魅力です。
安全機能と安心設計
どちらのモデルもIHならではの安全性を活かし、「鍋なし検知」「切り忘れ防止」「異常加熱時の自動OFF」など、基本的な機能は備えています。
KZ-PH34はさらに「小物検知」機能を搭載しており、スプーンやフォークなどが置かれていると加熱を防止するため、誤操作によるトラブルを減らす工夫がされています。
また、温度センサーの精度が向上しており、調理中の火力を自動で微調整。
結果として、焦げつきや吹きこぼれも減らすことができるのが嬉しいポイントです。
小さなお子さまやご高齢の方がいるご家庭では、こうした細やかな安全対策が心強いですね。
発売時期・価格・在庫の違い
KZ-PH34は2021年発売の比較的新しいモデルで、家電量販店やECサイトでも多く取り扱いがあります。
KZ-PH33は数年前のモデルで生産も終了しているため在庫が減少傾向にあり、店舗によっては取り扱いが終了していることも。
価格に関しては、KZ-PH34が約18,000〜22,000円前後、KZ-PH33が約10,000円以下〜14,000円程度で販売されていることが多いです。
特売やアウトレットセールを活用すれば、PH33はさらにお得に手に入れることも可能です。
デザインや本体サイズ・色展開
KZ-PH34はフラットな黒を基調にしたシンプル&モダンなデザイン。
天板に凹凸がなく、拭き掃除もしやすいため、衛生面でもメリットがあります。
KZ-PH33は丸みのあるデザインで、ボタン部が優しげなシルバー系カラーです。
ナチュラルで親しみやすい印象があります。
サイズはほぼ同じですが、PH34の方がやや薄型。
収納のしやすさを重視したい方にはこの差も魅力です。
【比較表付き】KZ-PH34 vs PH33のスペック一覧
項目 | KZ-PH34 | KZ-PH33 |
---|---|---|
最大火力 | 1400W | 1400W |
調理コース | 揚げ物・煮込み・炊飯 | 最低限の加熱調整のみ |
小物検知 | ○ | × |
操作パネル | フラット&タッチ式 | ボタン式 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 約30.4×34.5×5.4cm | 約30.4×34.5×5.4cm |
重さ | 約2.5kg | 約2.5kg |
カラー展開 | ブラック | ホワイト系 |
価格帯(目安) | ¥18,000〜22,000 | ¥9,800〜14,000 |
※価格は参考値です。最新価格は販売店をご確認ください。
▼KZ-PH34の価格をチェックする
▼KZ-PH33の価格をチェックする
どっちがおすすめ?あなたに合うモデルの選び方
「KZ-PH34」と「KZ-PH33」の違いから、どちらがおすすめかご紹介します。
KZ-PH34がおすすめの人
- 最新機能をフル活用したい方
- 揚げ物や煮込み、炊飯など多用途に使いたい方
- 小さなお子さんやご高齢の方がいるご家庭
- 安全性や操作性を重視したい方
KZ-PH33がおすすめの人
- シンプルなIHで十分という方
- 予算を抑えて購入したい方
- セカンドIHとして備えておきたい方
- 自炊に慣れていて細かい機能は不要な方
迷ったら?価格と機能のバランスで選ぶコツ
迷ったときは、「どのくらいの頻度で使うか」「どんな調理に使いたいか」を考えると、自然と答えが見えてきます。
毎日しっかり使うなら多機能で安全なPH34がおすすめ。
たまに使う、あるいは予備として置きたい場合はPH33でも十分です。
価格だけで選ばず、使い勝手や家族構成、キッチンの広さなど、生活スタイルに合わせて選びましょう。
KZ-PH34・PH33の共通機能もチェックしよう
「KZ-PH34」と「KZ-PH33」には共通点もあります。
高火力(最大1400W)で時短調理
KZ-PH34もPH33も、最大1400Wの高火力で、短時間で食材に火を通せます。
朝のお弁当作りや夕飯の下ごしらえなど、バタバタしがちな時間帯でもサッと調理が済むのは大きなメリットです。
静音設計で夜も安心
調理中のファン音は、弱火使用時で約25dBと図書館並みの静かさ。
夜中の作り置きや、赤ちゃんのいるご家庭でも音が気になりにくく、使いやすさにつながっています。
コンパクトで収納しやすい
本体の厚みは5.4cm程度で、食器棚やキッチンボードの隙間にも収まりやすく、使わないときもすっきり収納可能。
来客用に出すときも場所を取りません。
シンプルな操作性で年配の方もOK
「強」「弱」「保温」など、よく使う機能がわかりやすくボタンで表示されており、どなたでも直感的に操作できます。
液晶パネルも見やすく、機械操作が苦手な方にも安心です。
KZ-PH34・PH33の口コミ・評判は?
実際に購入された方のレビューでは、どちらのモデルも高評価が多く見られます。
特に「コンパクトなのにパワフル」「使い勝手がよくて買ってよかった」などの声が目立ちます。
実際に使った人の感想も見てみると、きっと参考になります♪
迷っている方は、口コミをのぞいてみるとヒントになるかもしれません。
迷ったらココ!IH調理器の選び方ガイド
IH調理器はパナソニック以外にも、アイリスオーヤマ、山善、ティファールなど多くのメーカーから販売されています。
それぞれに特徴があり、「とにかく安いもの」「スタイリッシュなもの」「温度設定が細かいもの」など選択肢もさまざまです。
IH調理器を選ぶ際には、次のようなポイントをチェックしましょう。
- よく使う調理に合ったコースがあるか:揚げ物や煮込み料理をよく作るならコースが充実しているモデルが便利。
- 使用頻度:毎日使うなら耐久性・安全性が高いモデルが◎。
- 家族構成やライフスタイル:子育て中、共働き、高齢の家族がいるなど、それぞれの家庭に合った機能が必要です。
- 収納性やサイズ感:キッチンのスペースに余裕があるかどうかもチェック。
- 価格と機能のバランス:予算内でどの機能が必要かを明確にして選ぶと失敗しにくいです。
よくある質問(FAQ)
Q. 調理性能に大きな差はありますか?
→ 日常的な加熱性能自体は大きく変わりませんが、KZ-PH34は調理コースが多く、初心者でも扱いやすい点が強みです。
Q. 音の大きさは気になる?
→ 両モデルとも静音設計で、夜間や早朝の使用でも気にならないレベルです。
Q. IH対応鍋じゃないと使えないの?
→ はい、IH非対応の鍋では加熱できません。底が平らで磁石がくっつく鍋が適しています。炊飯コースでは特定の材質やサイズの鍋が必要なので、購入前に確認をおすすめします。
Q. 初めて買うならどちらが安心?
→ より安全設計が充実しているKZ-PH34が初心者にはおすすめです。迷ったらPH34を選んでおくと失敗が少ないですよ。
まとめ|KZ-PH34とKZ-PH33の違いをもう一度確認!
最後に、ポイントをまとめておきましょう。
- KZ-PH34:最新機能が豊富で、安全性も高い。毎日しっかり使いたい方に◎。
- KZ-PH33:必要十分な機能でコスパもよし。予備や簡単調理向け。
どちらを選んでも日々の料理がぐっと快適になります。
あなたの暮らしに合ったIH調理器が見つかりますように♪